これまで長く、日本の美術に携わってきました。
そこから感じたことは、日本文化に特有の美の観念は、“艶(つや)”だということ。

「艶」とは、けっしてなまめかしいことを指すのではなく、歳を重ねるごとに、馴染み、こなれ、磨きぬかれた輝きを放つことです。

建物で言えば、黒光りした木の廊下や手すり。物で言えば、時とともに育っていく漆(うるし)や、使うほど景色が変わってゆく焼き物などがあります。

からだで言えば「艶」は声や肌にあらわれ、魅力的なものです。

どうやら、愛おしく触れ、大切に手入れした結果として、自然に生まれ出でるものが、「艶」なのです。そしてそれは、積み重なった歳月の、奥深い底のほうから、“今”という表面に向かって差し込んできた光のようなのです。

それなら、人生に出る「艶」があるとしたら、何でしょうか。

わたしの考えでは、何歳であろうと好奇心をもって日々を楽しみ、どんなことにも機知とユーモアで応じる姿ではないかと思います。機知とユーモアは、特に日本の芸事に親しむことで、強く支えられると感じます。


「和の艶」講座では、さまざまな種類の日本の芸術を、斬新で面白い切り口から鑑賞し、文化の真髄を味わっていきます。

あなたのからだにもこころにも、生涯にわたって増していく「艶」をお届けしたいと願っています。

にっぽんの美の艶研究家 真武 裕子

美の艶 三つの柱

あなたの人生の艶を増す体験を三つの切り口からお届けしています。

からだの「艶」

和儀
狂言から生まれた健康法。すり足、丹田を意識したからだの動き、ハラから声を出す方法など、普段やらない動きを定期的に実践することで身体の根幹を鍛錬していき、年を重ねても快活に動けることを目指します。

和の立ち居振る舞い講座
生まれ持った身体つきを活かした美しい姿勢、美しい歩き方、傷めないからだの使い方を学びます。座ったり立ったり歩いたりする普段の動作が、そのままトレーニングになる効率の良さ、無理のない自然な振る舞いの指導はほかにない美点です。

こころの「艶」

日本文化を学ぶ講座(初・中・上級)
日本絵画や文化の特徴について解説し、日本の良さを再発見していただける講座。上級コースではツウな見方を楽しめるようになります。

美術館ガイド
美術館をツアーガイドして実際の絵を見ながら解説していきます。実物を見ることが最大の目の保養になります。※不定期開催

会話の「艶」

浮世絵カフェ

カフェでお茶をいただきながら、浮世絵の図録や画集を見て、みんなでワイワイと話します。
日本文化を愛するひとたちが集まる場の交流で、ツウな会話の世界も覗き見ることができ、気軽に楽しく過ごしながらも、実践的に知識を深めることができます。
日本の文化を詳しく知っている人はどうやって楽しむのだろうと思っている方や、講座で習ったことのほかの例を知りたいという方はぜひお越しください。

「和の艶」コース(初・中・上級)

からだの艶・こころの艶・会話の艶を並行して学ぶ「和の艶」総合コース。

日本文化の "たしなみ”をもちながら、機知とユーモアをもち人生を楽しむ姿勢。これは本来の日本人の持つ特性であり、日本の芸事に親しむことで培うことができます。

このコースでは、さまざまな種類の日本の芸術を、斬新で面白い切り口から鑑賞し、文化の真髄を味わっていきます。入門、中級、上級までコースに分かれており、あなたのペースで知識や実践の力をつけていけます。

それぞれのコースについて、下記よりご確認ください。

真武 裕子 プロフィール

高校生の時に展覧会で心が救われた体験から美術の道へ。出光美術館勤務、NHK文化センター講師を経て、独立。浮世絵カフェ、日本絵画の美術館ツアーを開催。

同時並行で、子育て中に出会って体型が激変したウォーキングも講師になり、生徒数は延べ2000人。その後、生まれ持った身体を生かす”和の立ち居振る舞い”オリジナルレッスンへ移行。2023年には狂言から生まれた健康法「和儀」の認定講師となる。2024年皆伝。

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・元NHK文化センター講師
コスタリカ国費留学生向け浮世絵講座、日本文化絵画セミナー開催
・日本絵画に特化した美術館ツアー開催 11 年目
・ウォーキング講師歴10年、生徒数延べ2000人
・和の立ち居振る舞い講師(3年)
・和儀認定講師(2023年) 皆伝1号(2024 年)

からだ・こころ・会話から艶のある人生を楽しむ
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登録された方にはただいま、『着物でも洋服でも、一瞬で写真映りがよくなる姿勢の作り方 3つのポイント』小冊子をプレゼントしています。
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